会社帰りに、町屋駅で千代田線から京成線に乗り換えて約7分。そこは堀切菖蒲園なのでした。魅惑の街、飲んべえにはたまらない街なのです。
そんな駅で降りて改札の前の信号を渡り青いヒサシの扉をガラガラと開けます。が、どうやら入り口を間違えたみたいで再度横の道を奥に入り、第二の玄関から店内に入ります。別に青いヒサシの入口は間違えではないのだけどねぇ。ただそんな感じがしただけなのですけど。「きよし」。
それにしてもこのお店すんごいカウンターのお店だなぁ。「くコ」をくっつけたような形をしているカウンターって感じでしょうか。
堀切菖蒲園と言えばハイボールのふる里。瓶ビールは注文せずにドドンとハイボールを注文します。そして、店内を眺めると黒板に今日のおすすめが書いてあるようです。しかし、大衆酒場的良心的な料金で嬉しいですねぇ。すばらしい街と言うかお店ですねぇ。
ハムカツでも注文しましょう。出て来たものを見るとロースハム二枚を一つにして揚げてているのが二つ出て来ました。当然キャベツもついております。赤いハムのハムカツはよく食べるのですが、ここのは贅沢にもロースハムでした。
お刺身もべらぼうに安いですねぇ。今の時期がシーズンのサバを行ってみましょう。出て来たのがシメサバですが、こんな感じ。でもってこれが280yenっ!!
いやはや。なんなんだっ!!。この味わっ!!そしてどうしてこの値段だんだっ!!などと思ってしまうのでした。どう考えても大衆酒場の味では無いだろう。大丈夫なのか?などと大変失礼ながらも頭の中を通り過ぎていたのでした。しかし・・。美味いなぁ。としみじみしている自分が居るのでありました。
どんどんとハイボールをおかわりし、気がついたら三本飲んでいました。
しかし、日本シトロンが潰れたと風の噂で聞いてから、ここいら辺りのお店は炭酸に苦労しているのでしょうかねぇ。この店お店でも炭酸を二種類使い分けていました。ハイボールに付いて来たのは「水元飲料」と言う、葛飾区にある炭酸屋さんのものでした。
ちょっとトイレに立って、終わった後、カウンターの片隅にいたおっちゃん、空き瓶を20本位並べていたのでついつい、これ一人で全部飲んだんですか?と聞いてしまいました。「うん。」の一言。お店のおばちゃんが「この人いっつもこれくらい飲むのよー。」って笑って言ってまました。
下町の雰囲気が思いっきり堪能できるお店。いやはや。良い街、良いお店だなぁ。