お友達から本を頂いた。「モツ煮狂い」。今日はその本について。
僕は「酒とつまみ」の定期購読者なのだけど、表紙は明らかにこれをパクっている感じはいかにも自費出版的な雰囲気を醸し出す;-)。
で、その内容は「すばらしーー。」の一言。お店が約20軒ほど載っているのだけど、筆者の鋭い眼光で観察している雰囲気が伝わってくる。また、もつ煮に対する深い知識と造詣があちこちに見受けられ、僕と同じ世界の人間であることが感じられる;-P。
ちなみに僕はここに掲載されている20軒の内、4軒に行っていた(^^;;。
しかし、ページを開け一番最初の「モツ煮の歴史と荷風が見た東京」、ここだけでも読む価値は十分にある。臓物(鳥や豚、牛の内蔵)についての歴史的な背景などは僕の知らなかったことまで書かれていてなかなか勉強になる。
もつ煮・もつ焼きは先の大戦の後のドヤ街が発祥では無く、その遥か前から存在しるなど、筆者自信が調査・研究した内容がつづられている。また、白金など、現在ではアップタウンである街にどうして美味しいもつ焼き屋があるのか、などが解って嬉しかった。
しかし、一点だけ言いたい事があるのだが、筆者は明らかにMicrosoft Wordで文章を書いたと言う雰囲気が読み取れる。そう、横書きなのである。この手の本、是非縦書きにして頂いて、右へページをめくれるようにしていただけるともっと雰囲気が出たのではないかと思う。
第二集に多いに期待したい。
ちょっと「本の雑誌」ちっくに書いてみました;-P。