夏休みを利用して北海道に来ています。前回掲載したのは帯広の焼き肉のお店「駿香」と炉端焼きの「あかちょうちん」でしたが、そのあと知床半島の付け根ウトロのホテルに宿泊しました。
ウトロではホテルに泊まったのでお店へは行ってないので、ウトロからズズズと横にずれて根室に来ました。今回は根室のお店を掲載します。
根室という街は国道R44を挟んでJR根室本線の根室駅と港があるのですが、飲み屋街というのは港に近い場所にあります。そこで今回行ったのは「養老乃瀧」。
なんだー。フツーのチェーン店じゃん。などとなめてはいけません。「養老乃瀧」というのはレギュラーメニューの他にお店オリジナルの料理もちゃんとあるのです。今回行ったお店もご多分にもれず、クリアシートに挟まれた大量のオリジナル料理が用意されておりました。
お店に入ったあと、広い店内のテーブルというかお座敷席に通され、サッポロ黒ラベルの瓶ビールを注文し、本日の宴会のスタートなのであります。
それにしても根室と言えばサンマですね。東京に一番早く届くのが根室のサンマで、その後宮城のサンマになっていく。と、印象があります。このお店ではサンマ料理は三種類ありました。結局、刺身・焼き・タタキ。お店にいる間に全部注文してしまいました;-)。
まずはサンマの刺身から。
ここでおもしろいやり取りがありました。サンマの刺身を運んできてくれたお姉さんが「一味は使いますか?」と、聞いてくるんです。この辺りでお刺身(もしかしたらサンマの刺身のみのお話なのかも)を食べるときは醤油に一味唐辛子をパラリとかけて食べるらしいんですね。へー。ワサビではないんですね。一味唐辛子なんですね。
僕的な予想ですが、以下のような推論を立ててみました;-)。
1).ワサビは北のここまで届かない(今はそんなこと無いだろうけど)
2).寒いところなので一味唐辛子のほうが体が温まる
ちなみにサンマの刺身を運んできてくれたお姉さんに聞いたところ「私はワサビも一味も使わないですねぇ。」だそうです。ふむー。
日本というのは広いですねぇ;-)。
もう一個、お店オリジナルの料理はつぶ貝とエリンギのバター焼き。食材は日本のどこででも手に入るとわいえ、お店オリジナルの料理です;-)。この他にニンニクホイル焼きも注文しましたが、これは体力回復のために;-)。
コリコリのつぶ貝とフニャフニャなエリンギの組み合わせが中々な一品でした。
その他コツコツと注文するのですが、結局は上にも書いたとおりサンマを三品も頼んでしまいました;-)。
お酒の話を少々。「養老乃瀧」で日本酒を飲むとしたら”大徳利”になる(とわ言いつつ、このお店でオリジナルメニューで白瀧酒造の酒を置いていました。が、根室で新潟の酒というのも・・。)のですが、日本酒を熱燗で飲みたい気分だった僕は『まぁ、灘の酒でもしょーがないか。』などと思い注文したら、先ほどのお姉さんは「お酒は白鶴と北の勝がありますがどちらにしますか?」などと嬉しいことを聞いて来ます。
思わず『っ!!』となってしまったのは言うまでもありません。まさか、根室の地酒である「北の勝」が出てくるとは思っていなかったので嬉しくなってしまいました。
結局大徳利を二本飲んでしまいました;-)。
最後、お勘定してもらうためにレジに行ったらそこには女将さんがいて、厨房から(多分)わざわざおやっさんも出てきてくれて、旅の話や一味唐辛子の謎、サンマの話など、世間話をしつつ、このお店をあとにしのであります。
いやー。根室ってのは本当に良いところですねぇ;-)。
GPSポイントは北緯43度を超えております。そして、このお店はもしかしたら日本最東端の「養老乃瀧」かな?;-)。
GPSポイント
Latitude: 43.335859º N
Longitude: 145.579653º E
Map: 43.335859,145.579653